2019/08/21 井上浩一弁護士が福岡県商工会連合会において商工会事務局長研修の講師を務めました。



 井上浩一弁護士が,福岡県商工会連合会からご依頼を受け,福岡県内の商工会事務局長を対象にした研修の講師を務めました。研修テーマは,「個人情報を含む企業内情報が漏洩した場合の責任と対応について」でした。

 近年,組織における情報管理には極めて慎重な取扱いが求められ,特に個人情報の管理については社会から非常に厳しい目が向けられ,その傾向は益々強まっていることは言うまでもありません。
 その結果として,一度,企業や団体において情報漏洩が発生してしまえば,情報漏洩の経緯や被害範囲などの事実確認や被害者への対応に追われて本業どころではなくなってしまいます。また,その企業や団体に対する信頼は一瞬にして失われ,致命的なダメージを与えかねません。

 このような問題意識を前提に,昨今どのような情報漏洩事案が起こっているのか,万が一,起こってしまった場合にはどのような責任が生じ,どのような対応が必要になってくるのか,日頃からどのような備えを講じておくべきなのか,などといったことについて,私たちが報道などでよく見聞きする事例も数多く交えながら,お話させていただきました。

 コンプライアンスに関する研修を実施することは,自身が情報漏洩などを起こさないことはもちろん,同僚,部下職員などの仲間に情報漏洩などの不祥事を起こさせない,すなわち「仲間を守る」ことにつながるという側面もあります。コンプライアンス研修が持つこのような意義につきましても,お話させていただきました。
 
 日 時:令和元年8月21日(水)14時45分~15時40分
 場 所:福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町9番15号)

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